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SUBARU車の安心と愉しさを支える新型フォレスターのシート

SUBARU車の安心と
愉しさを支える

新型フォレスターのシート


クルマの部品の中で人と接する面積と時間が最も多い、最大のパーツ。それが今回紹介するシートだ。クルマのシートに対するSUBARUの基本的な考え方と、それを踏まえて新型フォレスターでは具体的にどのような開発が行なわれたのかを、設計と実験を担当する2人のエンジニアに話してもらった。

座ると安心するシート造り

運転というある程度の緊張感が伴う作業をするとき、そのシートに座ることで安心感が得られること。それがクルマのシートに求められる重要な役割だと私たちは考えています。そんなシートを造るためにSUBARUでは“ドライバーの姿勢安定性”と“衝突時の安全性”を最も重要視した開発を行なっています。

走行中にドライバーの姿勢を維持しながら安定させるためには、身体を包み込むように受け止める形状と、座面は膝の近くまで、シートバックは肩甲骨の上までをしっかりと支えられる大きさが必要です。

また、その内部には万が一の衝突の際にシートベルトと連動して乗員をしっかりと拘束したり、むち打ちを軽減したりするメカニズムを持っています。

これだけ重要な役割を担っているパーツですから、SUBARUでは、クルマのコンセプトを決める開発初期段階で、人が座る位置、姿勢を決め、それに合わせて最適なシートを設計しています。

ドライバーの着座姿勢はクルマのキャラクターによって変わります。例えばBRZのような車高の低いスポーツカーであれば、座面の前方を上げ、上体は寝かせ気味になります。それに対して車高が高いSUVでは座面は水平に近づき、上体は垂直方向に立ったポジションとなります。

さらにX-MODEを使って“どこへでも行ける”優れた走破性を持つフォレスターの場合は、他のクルマでは経験しないような急な斜面や凸凹路を走行する場面も想定されます。新型フォレスターのシートには、そんなシーンでもしっかりと乗員の運転姿勢を安定させる性能が求められます。こうしたフォレスターならではの要件を踏まえ、きめ細かい専用開発を行ないました。(吉髙)

吉髙 滋(左)杉平 洋平(右)

吉髙 滋(左)杉平 洋平(右)

人の身体に寄り添うシートフォルム

包み込むように乗員の身体を迎え入れ、身体との接点をできるだけ多くし、さらに均一な体圧分布を実現するため、SUBARUでは人の骨格形状に合わせたシート造りをしています。人の背骨(脊椎)は、一直線ではなく緩やかなS字に湾曲しています。肩甲骨から肩のあたりは身体の前方に、鳩尾のちょうど後ろのあたりは後方にカーブしています。フォレスターの場合、身体を立てて着座しますから、よりサポート性を高めるためにこの背骨の湾曲に合わせ、シートバックの上部は従来よりも張り出しを持たせ、鳩尾の後方部分はへこませるようにしました。これにより、上体の密着エリアを従来よりも拡大し、肩から腰までを均一な身体圧分布でしっかりと受け止めるようにしました。

座面も前後長を拡大することで大腿部のホールド性を向上させました。さらに、身体が前方へ滑り出してしまうのを防ぐため、モモの部分でしっかりと乗員を受け止められるよう座面前方の内部にあるパネル板厚をアップし、形状も一新しています。また、悪路走行時に乗員の身体が左右に動かないよう、サイドサポートも従来より張り出しを強めました。

さらに、人の身体と直に接するシートセンター部分は、表皮の張り分けを従来よりも細かく分割し、立体的で品質の高いものとし、シートヒーターの設置範囲も上部の肩のあたりにまで拡大して冬期の保温性能を強化しました。

シート イメージ

人によって運転姿勢は異なりますが、私たちが理想とするのは誰が座っても自然に最適なドライビングポジションに導かれるようなシートです。SUBARU車はどんな体格の方でも最適なドライビングポジションがとれるよう、シートやステアリングの調整量を十分に確保していますので、店頭でご自身のドライビングポジションを合わせていただき、運転視界の良さや操作系の扱いやすさを確かめていただければ、SUBARUらしいシートとはどういうものなのかをご理解いただけると思います。ぜひお店でご試乗いただき、しっかりと身体をサポートするSUBARUのシートの“安心感”をご体感ください。(杉平)

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新型フォレスターX-BREAKのシート。雪山や海などで、さらにアクティブな場面で使っていただけるよう、人の身体と接する部分には撥水ファブリック素材を肩の部分にまで拡大して採用した。

今月の語った人


杉平 洋平(写真左)、吉髙 滋(写真右) 杉平 洋平(写真左)、吉髙 滋(写真右)

杉平 洋平

株式会社SUBARU 
第一技術本部 内装設計部 
シート設計課(写真左)

82年広島県生まれ。自然環境に恵まれた尾道市に生まれ育つ。子供の頃は近所の川で釣りを愉しんで育ち、最近再び釣りを始めた。狙いはヒラメ。シーズンになると茨城県鹿島に出かけ、砂浜からの投げ釣りに挑戦中。これまでに2シーズンを経たが釣果はゼロ。それでも難しいからこそなおさら釣りたくなる、と今シーズンも鹿島灘へ向かう。

吉髙 滋

株式会社SUBARU 
第一技術本部 車両研究実験第二部 
主査4 担当(写真右)

80年兵庫県生まれ。故郷の伊丹市は大阪、神戸の街に近く、自然も残っており住みやすかったそう。3年前に伊丹市に似た雰囲気を感じたという埼玉県熊谷市に引っ越し、地元のサッカーチームに入る。お子さんが所属している少年サッカーの指導も務めており、親子でサッカーに汗を流す、アクティブな週末を愉しんでいる。

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