乗る人すべてに“愉しさ”を

2017年4月、創立から100年を迎えたことを機に社名を刷新し、「SUBARU」は未来に向かって新たなスタートを切った。1988年に創設されたSTI(スバルテクニカインターナショナル)も誕生から30年の節目を迎える。SUBARUは、新中期経営ビジョン「際立とう2020」のなかで、SUBARUブランドがお客様に提供し続ける価値を「安心と愉しさ」と定め、その手段としてSTIブランドのさらなる活用拡大を明らかにしている。つまり、SUBARUとSTIが、今まで以上に深い絆で結ばれることで、さらに魅力的なクルマを生み出していくという宣言でもあるのだ。

お客様へ提供する価値「安心と愉しさ」。特に、SUBARU車の「愉しさ」をさらに高め、より多くのお客様にそれを提供していくことが、STIの役目である。走りの本質を追求し、それを実現する技術や商品を生み出す。それをレースの場で実証し、実際のクルマの開発にフィードバックする。乗る人すべての「愉しさ」のために、SUBARUとSTIは一丸となる。STIの開発本部長を務める森宏志は、この点について次のように語っている。

「私は、SUBARU在籍中に長くインプレッサWRX STIの開発を担当していましたが、その開発にはSTIが持つ独自のノウハウや技術が欠かせませんでした。それは、コンプリートカー開発を前提とした独自の車両セッティング技術、走りのポテンシャルを高めるパーツ開発、そしてそれを実証するモータースポーツを行っていたというSTIの強みがあったからです。いま振り返ると、お客様への提供価値『愉しさ』を高めようとしていたのだと思います。これからは2020年に向けて、SUBARUとの関係をさらに深化させ、世界中のより多くのお客様に、特にこの『愉しさ』を提供していくことが、STIの使命であると考えています。