SHINJI TAKEI

[講師編 #1]

武井 伸二SHINJI TAKEI

富士重工業株式会社

貪欲に、自主的に、
動けるスタッフを育てる。

学生時代にエンジンの研究を専攻し、富士重工業へ入社した武井。エンジン開発の実験業務を長らく担当したのちに、現在はスバルアカデミーにて講師となり16年目になる。全国で2,600名以上いるメカニックと共に対話を重視した講義を行ない、国内外のスバルスタッフの育成に尽力している。

TAKEI'S TALK

研修を担当する講師はスバルの各方面で経験を積んだ熟練のプロ。培った知識と技術を最大限伝えるべく、充実した教育設備を有するスバルアカデミーが設立された。武井はその中で、メカニックの講師として進化を続ける最新技術を伝えている。「スバルのメカニックには、水平対向エンジンなど独自のメカニズムに対する知識が求められます。最新のメカニズムに対応した研修機材を用いて、より実践的な研修が日々行なわれています」。

スバルアカデミー

アカデミーでは「自ら考え、自ら行動する」を理念として教育が行なわれている。「すぐに現場で活用できる研修をめざし、日々の整備点検作業に応用ができる論理的なテーマに取り組みます。研修で考え、修得した技能・知識を、自らのスキルアップに留めず、職場の仲間と共有しチームとして向上を図ること。そして、お客様と積極的に対話し、何が求められているのかをよく考え、ベストな対応ができるよう指導しています」。

スバルアカデミーで生徒にレクチャーする武井

「講師の中には私を含め開発に関わっていた者も多く、以前の仲間とも情報を共有し、常に最先端の知識を得ています。各地でサービス現場を牽引する立場になった、かつての研修生達から後輩メカニックの育成について相談を受けることもあれば、教材のエンジンなどを貸し出すこともよくあります。学ぶことに貪欲なスバルのスタッフが、思い切り学べる環境をスバルグループ全体で密接に連携しながら充実させたいですね」。

教材のエンジン

スバル独自のメカニズムは、一般的な自動車整備技術だけでは扱うことが難しい。スバルのメカニックだからこそ、スバルのクルマを整備できる。アカデミー講師たちの熱意で育てられたメカニックたちが、信頼のサービスを提供していく。

武井 伸二

SHINJI TAKEI

富士重工業株式会社

  • スバルカスタマーセンター
  • スバルアカデミー 技術講師
スバルアカデミー講師  武井 伸二
一人一人がどのように感じているのか、
どのように理解しているのかへの気配りを
忘れない。

※本サイトの内容は、2016年1月から2017年3月にかけて取材し公開したものです。