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今年もSUBARUは様々なモータースポーツに参戦中。
中でも、日本時間5月15日〜16日に行われた世界で最も過酷と言われる、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでなんとSUBARUはSP3Tクラスで3年ぶりに優勝!
他にも2015年全日本ラリー選手権では勝田/足立組が10連覇を達成するなど活躍中です。
今回はSUBARUが参戦している様々なモータースポーツについて詳しくご紹介をします。
1.SUPER GT

日本で非常に高い人気を誇るモータースポーツ、それがSUPER GTシリーズです。GT500、GT300という2クラスの混走によって争われており、毎戦40台近くがサーキットのいたる所で熱戦を繰り広げています。SUBARU BRZ GT300が参戦するGT300クラスは大排気量エンジンのライバルが多く、2ℓターボエンジンのBRZ GT300はパワー的に辛い部分もあります。しかしそれを補うコーナリング性能を武器に、互角の戦いを展開しています。井口&山内選手の若手コンビのドライバーふたりが見せるドライビングテクニックや、ピットインのタイミングで上位を狙うチームの戦略など、見どころや楽しみ方の多いレースです。もし実際に観戦に行く場合は、コーナーでのマシンの動きにも着目してみると面白いかもしれません。

2.ニュルブルクリンク
24時間耐久レース
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世界一過酷、と称されるドイツ・ニュルブルクリンクの北コース“ノルドシュライフェ”を舞台に行われる24時間レースには、毎年多くの車種が集まります。今年もSUBARU WRX STIのような量産車に近いマシンからFIA-GT3車両といったレーシングカーなど、バラエティ豊かな151台が決勝に出走しました。
1周約25kmにもおよぶフルコースは、170を超えるコーナーを持ち、高低差は300mという規格外のサイズ。ジャンピングスポットや数々の特徴的なコーナー、長大なストレートなど、その特徴は挙げたらきりがないほどです。ただでさえ過酷なコースを24時間走り続けることがいかに大変なことかは想像に難くありません。SUBARUチームは量産車で培った技術と信頼性を武器に参戦し、そこで得られたノウハウを特別仕様車やSTIスポーツパーツなどにフィードバックしています。

3.全日本ラリー
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ラリー競技には独特の魅力がいくつもあります。まず、派手なアクションが楽しめること。次に一般道が舞台という非日常感を味わえること。そしてSUBARU WRX STIやBRZなど身近なスポーツカーが出場している親近感。さらに観客と選手との一体感も大きな魅力です。また、車種や駆動方式によっても走らせ方が違うので、その動きの違いに注目しても面白いでしょう。イベントによってはスタートやゴールのセレモニーを大々的に行っており、そういったセレモニーでは選手とハイタッチできるほどの近距離で応援できるのもラリーならではです。
また、WRX STIを走らせる新井敏弘選手や勝田範彦選手のチームではSUBARUディーラーのメカニックが整備作業をアシストしていますので、その活躍ぶりにも注目してみてください。

中山潤哉プロフィール
2001年よりモータースポーツ専門誌の編集部で働き始める。
現在はラリー専門誌や、スバリストのためのファンマガジン「SUBARU Spirit」などの編集に携わる。
最新号は7月1日に発売予定!