新型車の撮影会に潜入
今月の特集は6月に発表された、SUBARUのニューモデルを紹介しています。取材は、ジャーナリストや自動車雑誌の記者さんを集めて開催された撮影会にて行ないました。会場となったのは、成田空港に近いヒルトン成田。今回発表された新型車の撮影に加えて、一足先に発売されたクロスオーバー7と新型レヴォーグの試乗会も合わせて行なわれました。
本誌では、高津益夫PGMの談話取材や、ハイブリッドシステムの開発を担当したエンジニアへの取材記事で、SUBARUのニューモデルについて詳しく紹介しています。Web版では、この撮影の際に見つけたSUBARUの仲間たちについてご紹介しましょう。
空跳ぶSUBARUとご対面!
ヒルトン成田から15分ほど走ったところに富士重工製の飛行機が展示されています。こちらはFA-300/ROCKWELL COMMANDER 700。富士重工業が1975年から46機生産した6人乗りビジネス飛行機です。展示されている機体は、試作1号機で、富士重工の社用機として各種の試験飛行や、デモンストレーション飛行などに使用されていました。
尾翼にはこのようなマークが付いています。赤い円の中に描かれたブーメランのようなマークは、カタカナのフの字にも似ていますね。このマークは鉄道やバス、飛行機など、富士重工業が製作した車両に付いています。これは富士重工業が発足した翌年の1954年4月に社内募集によって制定された社章です。富士重工業のイニシャルであるフを図案化したもので、単純な図形の中に飛翔体を連想させるデザインでした。
こちらの飛行機はYS−11型。1956年に通産省が打ち出した国産中型輸送機開発プロジェクトから生まれた66人乗りのプロペラ旅客機です。日本の航空機メーカーによる共同事業として開発が進められ、富士重工業も参画しました。
富士重工業と縁の深いこれらの飛行機を展示しているのは、日本で最初の航空科学博物館として、1989年に開館した『航空科学博物館』。成田空港から離陸する飛行機を真上に見上げるところにあるこの博物館は、今回のスバル試乗会のために普段はクルマで入ることができない多目的広場を貸してくれたのです。あいにくの雨天でしたが、様々なプレスの方がここに来て、レヴォーグやクロスオーバー7と飛行機との2ショット写真を撮影していました。
これはセクション41と呼ばれるボーイング747の機首部分。インストラクターと共に機内を見学することができます。 (見学は4歳以上。小学校4年生未満は保護者の同伴が必要)
公益財団法人 航空科学博物館
- 開館時間:
- 午前10時から午後5時(入場は4時30分)まで
- 休館日:
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
年末12月29日から31日。8月中は毎日開館。 - 入場料:
- 大人500円、中高生300円、こども(4歳以上)200円
JAF会員割引あり - TEL:
- 0479-78-0557
- リンク:
- http://www.aeromuseum.or.jp