巷では一眼レフなど本格的なカメラを操る女性が急増中。彼女たちの持つ、素敵で可愛らしい「ゆるかわ」的な視点に注目が集まっている。 可愛いと思う被写体を、現実感を出さずにふんわりと色鮮やかに切り取る感性に驚かされること然り。今回は、女子カメラの先駆者、川野恭子先生を講師にお迎えして、秋の那須高原に「女子カメラ」旅に出掛けました。
一目瞭然!
こんなに違う表現の仕方
今回は、秋深まる那須高原に女子旅に行ってまいりました。しかも「女子カメラ」旅!
ごつい一眼レフなんて女性に分かるわけない、
と思う読者の方もいらっしゃると思いますが、
最近ではデジタル一眼が普及したことで、
メカニックにカメラを操る女子が増えています。
かくある私もデジタル一眼所有者。
でもどう撮っても記録写真どまり…。
女性らしい感性とは程遠い出来になってしまいます。
そこで、今回は女子カメラの先駆者、
川野恭子さんこと、きょん♪先生を講師にお招きし、女性らしい感性にあふれた、
ふんわりとした写真撮影に挑戦しました。
きょん♪先生自体も非常に可愛らしい雰囲気をお持ちの方です。
ゆるかわ写真家。日常生活に見え隠れする「かわいい」や「素敵」を夢ごこちなやわらかいトーンで切り取るのが得意。講師だけでなく、雑誌・書籍への作品掲載や執筆など、幅広く活躍されています。カメラ女子「きょん♪」の簡単ステキ写真術
http://camera.na-watashi.com/向かったのは、那須クラシックカー博物館。
歴代の名車が集う魅惑のスポットです。
まずは先生の作品をご覧ください。
ピッカピカに磨かれたボンネットに、ライトが反射してブリリアント!
何て夢のような景色と思うでしょう?
しかし現実はこちら、 航空機の格納庫を思わせる姿から「IRON DOME」と名付けられた展示室なのです。
今回はカートピアスタッフの新入社員、マナカちゃんが生徒役として本誌に登場。彼女もおさがりのミラーレス一眼を携え、撮影旅行に参戦しました。
きょん♪先生もマナカちゃんも撮影を行なうまなざしが真剣。 黙々とカメラを構え、終了時間ぎりぎりまでシャッターを切り続けていました。
ここは途中立ち寄った、素敵なキャンドルや雑貨がてんこ盛りのCANDLE HOUSE ChouChou(キャンドルハウスシュシュ)。
一角には年中クリスマス一色のXmas town(クリスマスタウン)コーナーがあり、思わず撮りたくなる被写体でいっぱいです。
撮影後、写真の整理をしていると、やはり歴然とした表現の違いが分かるものが出てきました。まずは私が撮った写真から。
お店は間接照明で、クリスマス気分を高めるディスプレイ。言わずもがな、現実はこんな感じです。
先生が撮ると、魔法にかかったよう!とても同じ所での撮影とは思えません。
後ろの玉ボケが何とも幻想的。
構図もばっちり決まっています。
ワイワイ女子旅!
~ふらり立ち寄り撮影スポット
今回は、贅沢にXV、BRZの2台のクルマで出掛けました。
BRZはマニュアル車だったのですが、高速を駆け抜けていくきょん♪先生のドライブテクニックは華麗。見た目の可愛らしさとは大きく異なるギャップに驚愕しました。
上記のほかに、
今回お邪魔した立ち寄りスポットを紹介します。
快く撮影に応じていただいた施設・店舗の皆様、誠にありがとうございました。
那須の上品な趣のあるレストラン、リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ。
ここでは美味しいランチをいただきました。
見過ごしていた入口の花々をきょん♪先生は見事切り取っています。
本誌○ページ「美味しいものを撮る」では、ココで撮影した写真を解説しています。
白い建物が特徴的な、森の中の隠れ家、
森をひらくこと、T.O.D.A.。
ちょうどマスキングテープのイベント中で、ここも可愛いものでいっぱいでした。
本誌が発行される10月には面白いイベントが開催されているとか。是非一度足をお運びください。
本誌○ページ「美味しいものを撮る」では、ココで撮影した写真を解説しています。
ここで誌面にお載せできなかった素敵なスポットをご紹介。
撮影初日の那須高原は一日中小雨、ロケハンもかなり難航しました。
お昼休憩の合間、きょん♪先生とマナカちゃんとふらふらと撮影場所を探しお散歩。
素敵な入り口が目に入りました。
東京・中目黒のペットグッズショップ、
Tomarctus(トマークス)那須店です。
ここには広いドッグランなどもあり、
ペット同伴でもお茶や軽食が楽しめます。
雨の中でも、熱心にシャッターを切る きょん♪先生たち。 この写真は、生徒役のマナカちゃんの作品です。 先生のアドバイスのおかげで、先生の作品に近づいてきています。
ではここで先生の作品。 霧の中の雰囲気いっぱいの作品です。
〒325-0301
栃木県那須郡那須町湯本656-5
営業時間 平日10:00-16:00 土日祝10:00-17:00(天候により早く閉店する場合あり)
定休日 なし ※冬季は休業
撮影の舞台裏!
~カメラをカメラがカメラにカメラで
今回は、カメラマンが4人参加しています。
きょん♪先生、生徒役のマナカちゃん、舞台裏撮影班菊池と、表紙ときょん♪先生たちのショットを撮影していただいたカメラマンの落合さん。
クルマを撮っている先生たちを 撮る落合さんを撮る私、うーん、よく考えたらおかしくなる マトリックスショットです。 電線入っちゃってますね…
旅行中のクルマを入れての撮影は、当初は殺生石らへんのワインディングロードを狙っていたのですが、天気は曇り。
上に登っていけば雲が晴れるかもしれないとの判断から、ロープウェー付近までクルマを走らせました。
途中の道は霧がかり、視界はゼロに近い状態…。
しかし、ロープウェー付近は雲が抜けています。
見事、雨と晴れが揃った良い撮影ができました。
出来上がった作品は本誌でお楽しみください。
今回の撮影では、良く虫に好かれました。
虫愛ずるカートピアスタッフ。
秋ですね、手にトンボが。
トンボを乗せたまま、
真剣に画面づくりをしています。
トンボは2分ほど滞在していました。
今度はミツバチ。刺しもせず、楽しそうに手の中を遊び廻っていました。