大人が真剣にハマる「雪上のチェス」
日本発祥のスポーツ雪合戦!
雪が降ると、子供の頃から親しんできた雪合戦。雪合戦は大人から子供まで熱中できるスポーツ。
運動能力の高さでは勝てない「雪上のチェス」とも呼ばれ、 手に汗握る攻防、一瞬の駆け引きが魅力のウィンタースポーツです。
今回は日本発祥で、世界に広まった寒い冬の熱い競技「スポーツ雪合戦」をご紹介します。
雪が降ると、子供の頃から親しんできた雪合戦。雪合戦は大人から子供まで熱中できるスポーツ。
運動能力の高さでは勝てない「雪上のチェス」とも呼ばれ、 手に汗握る攻防、一瞬の駆け引きが魅力のウィンタースポーツです。
今回は日本発祥で、世界に広まった寒い冬の熱い競技「スポーツ雪合戦」をご紹介します。
今回は、日本発祥のウィンタースポーツ、「スポーツ雪合戦」を取材してまいりました。
雪合戦と聞くと、ホンワカ「え~い」と投げるような感じを想像していたんですが、いやいや、非常にスピーディーな、また「本気」の競技だと知り、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。
今回の撮影場所は札幌市南区にある「滝野スノーパーク」。
スキーゲレンデ、クロスカントリーのコースもある、まさにスノーワールド!
今年の冬は雪が少ないとの情報が…。撮影できるのかとひやひやしましたが、キャッホー!いい感じで積もっております。
雪質はさすが北海道、サラサラのパウダースノーです。おやっ、とみると無数の雪球が転がっています。
「バシュッ、おおっ、バシュッ、イエーイ、」と
音と歓声が聞こえます。
ありました、雪合戦のコートが。
しかも、たくさんの人が!
試合の前日は体験レッスンが行なわれ、
ルールを習得するための練習試合や、
的当てコンテストが行なわれていました。
さっきの「バシュッ」は雪球が砕ける音でした。
柔らかそうに見えますが、結構硬いのです。
時間が経つにつれ、外気にさらされ凍結して固くなるそうで、当たると「青あざができるのも普通!」だとも…。
国際雪合戦連合の松本会長が「生唾ゴックンだよ」と語られていた通り、本気になるわけですよね、ナットク。
そのため、大事な部分を守るため、ヘルメットを着用するのですが、
このヘルメットが、またカッコイイ!
チームごと、カラーが統一されたお揃いです。
雪合戦にはなくてはならない雪球ですが、上記のようなこともあり、事前に早く用意しすぎると凍って硬くなってしまうため、大変危険…。
それでルールでは、雪球をつくる時間は試合時間に合わせて決められており、試合直前に用意することになっています。
雪の状態にもよりますが、北海道はサラサラのパウダースノーのため、形になりくい傾向にあります。
そのため、いったん雪をヒーターで温め、溶かして混ぜて成形しやすくします。
この雪球製造器もこのスポーツ雪合戦に合わせ開発されたもの。
試合の横ではこのような光景が。
ただ戦うだけではなく、このような用意の風景が楽しめるのも、スポーツ雪合戦の魅力です。
また、スポーツ雪合戦は男女混合でもOK。
レディースの部も用意されていますが、一般大会のほとんどは男女の区分けがなく、女性でも互角に戦っています。
これが「雪上のチェス」といわれるゆえんで、体力のある、運動能力が優れているだけでは勝てない、チームワークと戦術がカギになる奥の深いスポーツなのです。
戦術がカギになるため、みなさん研究熱心。
有名強豪チームの試合となると、このように録画カメラが何台も立ち並びます。
百閒は一見にしかず!試合模様は
是非一度、ご覧になっていただきたい!
今年開催の頂上決戦の昭和新山国際雪合戦は2月20日・21日!
こちらも大盛り上がりの大会ですので、是非一度、足をお運びください。
今回、撮影は札幌でしたが、スポーツ雪合戦のメッカ昭和新山の方にもインタビューに向かいました。
札幌はいい感じで雪でした。
札幌駅から南に進むと豊平区平岸にちょっと立ち寄り。
ここもあるテレビ番組のオープニングに使われた公園で、ファンの聖地なのですが、お分かりですか?
北海道の名物旅バラエティといえば…。
札幌から壮瞥町までは約2時間30分程度のドライブ。窓辺の風景が美しいです。
県道230号線を南下していくと、喜茂別町あたりでは尻別岳が美しく見えます。
また、目の前には、もう一つの名峰、羊蹄山が見えてきました。
道すがらにはラムサール条約に登録された洞爺湖もあります。洞爺湖は不凍の湖といわれ、数々の鳥が越冬に訪れます。
やはり美しい場所ですね~。
近くの有珠湾の方が飛来地として有名ですが、白鳥がいました。意外に大きくてのけぞる…。
ここが国際雪合戦連合のある壮瞥町の道の駅、
そうべつ情報館i(アイ)。
松本会長、庵統括から面白いお話をたくさん
聞かせていただきました。
今回、インタビューの撮影は、北海道札幌市在住の計良一春カメラマン。
計良さんには地域の見どころも教えていただき、感謝です!
プロフィール写真は大きな窓からのぞむ昭和新山、有珠山をバックに撮影しました。
北海道はスバル車に遭遇する率が高い!
走行中に連続3台とすれ違うなどザラでした。
そして、国際雪合戦連合の松本会長もスバリスト!
愛車のレガシィとともに1枚撮らせていただきました。
また壮瞥町出身といえば、北の湖。
昨年お亡くなりになられ、残念な限りです。
北の湖親方も幼少期はこの地で雪合戦を楽しんでおられたんでしょうね。。
帰りは、支笏湖をめぐって札幌へ。
ここら辺もとても美しいのですが、
クマ要注意!
ここはクマの冬眠穴が多数存在するクマの住処でもあるので、むやみに茂みなどに立ち入るのはやめましょう。