Camping
「GO OUT JAMBOREE」にキャンプ初体験のインドア派が行ってみた(前編)
ファッション、アウトドア、ライフスタイルを提案する雑誌「GO OUT」が主催する、日本最大級のキャンプイベント「GO OUT JAMBOREE」。
4月15〜17日(15日は前夜祭。僕らは16日から行きました)に開催されたこのイベントに、遊びに行ってきました!!
出展:GO OUT JAMBOREE2016
“GO OUT CAMP/GO OUT JAMBOREE とは”
http://www.gooutcamp.jp/goj2016/about/
いきなり偉そうに引用してますが、正直に言うとまったく知りませんでした(スミマセン…)。
なにを隠そう、僕は今回が人生初のキャンプ。今までの人生で最もキャンプっぽい出来事と言えば、小学生の時に学校の屋上で一日お泊りしたことでしょう。もちろん学校の行事です。
休日は朝から晩まで布団の上でダラダラ。インドア派というよりむしろインフトン派という言葉を推したい。そんな僕なのですが、キャンプに行ってみたいとはずっと思っていたんです。
そんなある日、先輩のテラダさんがキャンプに行く人を募っているという話を聞きつけました。
これは、行くしかない!!!すぐさま参加を表明し、今や遅しと当日を待っていました。
キャンプ大好きテラダさんをはじめ、総勢7人で行く初キャンプ。
3台のクルマに乗り込み、朝6時、出発です!
先輩、運転ありがとうございます!!
GO OUT JAMBOREEは、静岡県富士宮市麓(ふもと)にある「ふもとっぱら」というキャンプ場で開催されます。
住所が「ふもと」、名前も「ふもと」。さぞかし「ふもと」なのでしょう。名前を聞くだけでわくわくです!
東京からクルマを運転(先輩が)すること2時間ちょっと…ついにふもとっぱら到着!すると、
おおお!横断幕!
こう、木の間に横断幕がかかっているとなんともフェス!って感じがしますね。
ふもとっぱらの第一印象は、
広い!広すぎる!
見渡す限り原っぱ、山、テント。広大、雄大、爽快、でっかい、すごい、やばい…
僕の貧弱なボキャブラリーでは到底表現しきれない光景が目の前に。
GO OUT JAMBOREEは、例年7000名以上動員しているのだそう。このテントの数も納得です。
そしてなにより、
富士山!
こんなに近くから眺めるのは、新幹線の車窓と銭湯以外では初めてかもしれません。
富士山を「神々しい」と表現したくなる気持ちがよくわかります。
さて、ひとしきり感動したところでテントの設営を始めます。
今回はイベントだったので、チケットのとれたアウトバックを
キャンプサイトに乗り入れ、他は駐車場に。
普段はすべてのクルマをキャンプサイトに乗り入れることができますよ。
まずは駐車場から荷物を運びます。
「僕」ことイイダです。
普段ならまだこの時間(10時くらい)は夢の中です。
なにぶん荷物の量が多いので、運搬にはこんなバギーも使います。このバギーにお子さんを乗せているご家族がちらほら。
あぁ、微笑ましい...。
気付くと汗ばんでいるくらいの快晴。
何回かの往復で、ようやく運び終えました。
手前の青いTシャツを着ているのはトベさん。今日のために調子に乗った感じのサングラスを買ったのだとか。
テントは、8人用の大きいものを2張り(豪華!)。
それにタープを1張り設営します。
テントの袋を持ち上げているのが、今回のキャンプ発起人、みんなの師匠テラダさんです。
これがテントの入っている袋。袋からしてでかい。
右の白いTシャツを着ているのが、ゴトウさん。足でテント広げちゃダメですよ。
バサーっと広げて、
風で飛んでしまわないよう、ペグ(杭のようなもの)を打ち込みます。
そして、中から支柱をニョキっと立てます。
手前で棒を持っているのが、ワタナベさん。そろそろメガネを新調したいそうです。
入り口を作って、
テント外側のカバー部分もピンと張ってペグを打ち込めば、
1張り完成!
…かっこいい。まさに「大人の秘密基地」といった趣。この中でごろごろしたら最高だろうなー!とつい考えてしまうのが、インドア派の悲しいサガです。
ちなみに、このような形のテントは「ワンポールテント」と呼ぶそう。インディアンの住居のティピーみたいだと思っていたら、「ティピー型テント」とも呼ぶらしいですね。単純な構造なので、小さいサイズなら女性一人でも設営できるそうですよ。いわゆるテントと言って想像するあの形は「ドーム型テント」なんだそうです。
もう1張りのテントも立てて、
こちらが、イノウエさん。電話口の声が、とても優しいんです。
タープも立てて、
最初に張ったテントにも、大きなタープを付けて、
テーブルやイスも配置して、
設営終了!
この達成感たるや。小さな集落をひとつ作り上げたような誇らしさです。作ったことないですけど。思わず何枚も写真を撮っています。どうしても富士山と一緒に写したいという狙いが、上の写真から透けて見えますね。
テントの設営開始から終了までを撮った動画がこちら。
僕らがワサワサっと動いてテントがニョキニョキっと生えてくる様は、なかなかに快感ですよ。富士山にかかっている雲の動きも、おつなものですね。
テントの設営も終わり、やることと言えばひとつです。
そうです。ビールです。うますぎです。
昼×外×ビール。なんてうっとりする響きなのでしょうか。移動と設営で疲れた、運動不足の身体にしみわたります。周りのテントからも、楽しそうな音楽や笑い声が聞こえ始めました。あー、この記事書いててまた飲みたくなってきた。
右から2番目に座っているのが、クマイさん。設営中はずっと撮影してくださっていたので、やっと紹介できました。
※次の日に帰宅するので、夜はしっかりと睡眠をとっています。
お酒を飲んだ場合は、アルコールが抜け切るまで充分な時間を空けてから運転をするようにしてくださいね。
乾杯のあとは、バーベキューの準備です。
バーベキューという言葉の響きだけで、もう自分がアウトドア男子になったかのように思えます。
まず支柱を打ち込んで、
ケトルなどをひっかけるための棒(ファイヤーハンガーという名前だそうです)を付け、焚き火台を設置すると、即席バーベキュー場が完成です。これがあれば調理もできる、お湯も沸かせる、夜は焚き火ができる、暖もとれる。ジョニー・デップばりのマルチな活躍ぶりです。
食材も、どんどん切っていきます。
(料理上手っぽく撮ってもらうのに苦労しました。)
これぞバーベキュー!な串焼き。
このビジュアル。
スタン・ハンセンにあのポーズをしてもらいながら何本か持ってもらいたい。より食欲がそそられることうけあいです。
しっかり塩コショウを振って…
準備ができたら、あとはひたすら焼く!
肉が大きいので、なかなか火が通りきりません。
もっとがんばれよ、炭!もっと熱くなれよ!!!
一度言ってみたかったんです、このセリフ。
焼けたら、即、食う!
ひたすら、食う!
朝から何も食べていなかったので、みんな無言でがっつきます。
キャンプで食べるバーベキューって、普通のバーベキューとは違った風情があるんですね。
テラダさんの言葉を借りると、
「キャンプで食べるとなんでもうまい!」のです!
僕らがバーベキューにいつまでもがっついてるうちに、テラダさんが何か作り始めました。
なんと、チリビーンズです。おしゃれすぎです。材料さえそろっていれば、意外と簡単にできるそうですよ。
家に帰ったら作ってみようと心に誓いました。
ちなみにチリビーンズは、カセットコンロで作っています。
キャンプというと置くタイプのかっこいいバーナーを使っているイメージがありますが、カセットコンロで十分代用できるそう。カセットコンロって、たいていキッチンの奥の方にしまいこまれてますもんね。料理に使う以外でも、ちょっとお湯を沸かしたい時などなど、なにかと役立つそうですよ。
カセットコンロを使えば、炭火では難しい焼き餃子なんかも作れちゃいます!
これがほんとの“焼き”餃子。
すみません取り乱しました。
お腹が満たされてきたところで、定番のコレ!
焼きマシュマロ。
定番といいつつも、普段はなかなか食べる機会はありませんよね。この焼きマシュマロを、ビスケットに挟み込むという技を教えてもらいました。
口の中に入れると、焼いたマシュマロがビスケットにじゅわっと染み込んでいきます。
まさに絶品!ぜひ商品化していただきたいです。
あまりにもおいしかったので、写真を撮り忘れました。機会があればぜひお試しください。
お腹がいっぱいになってくると、だんだん眠くなってきました。
眠いと思ったときにいつでも太陽の下で昼寝ができるって、幸せなことです。
全然時間が進んでない!
本当は1回でまとめ切るはずだったのに、想像以上にボリュームが増えちゃいました。
まだ1日目の昼ご飯を食べたところまでしか時間が進んでいません。
後編も、ゆっくりゆったり時間が進んでいきそうです。果たして収まりきるのでしょうか。
それでは、後編でまたお会いしましょう!
【今回のキャンプ場情報】
ふもとっぱら
住所:静岡県富士宮市麓156
電話:0544-52-2112
営業期間:通年営業
トイレ:3か所
水場:20か所
AC電源:なし
チェクイン:8:30~
チェックアウト:~14:00
その他施設:炊事場あり、キャンプ場内にお風呂あり(イベント開催時や団体利用時などに利用可能な場合があります)、コテージ・宿舎あり
詳しい情報は、ふもとっぱら - fumotoppara.net - をご覧ください。
※上記の情報は最新の情報と異なる可能性がございます。
必ず事前にご確認ください。