Special
一日でめぐれる、男木島&女木島
男木島と女木島は高松港からすぐ。
高松港からでるフェリー「めおん」で向かいます。同じ航路上にあるので1日で両島をめぐるのがおすすめ。
フェリーは20分ほどで女木島に到着。防波堤では鬼がお出迎えです。
鬼ヶ島伝説のある島。女木島。
フェリーからも目に入るのが、ずらりと並んだカモメ。民家を海風から守るために積み上げられた石塀「おおて」。その向こうに拡がるのが、女木島。人口は約180人。海辺は古くから海水浴場として賑わってきたのだとか。島中央には海賊の根城跡といわれる鬼ヶ島大洞窟があります。
古民家や旧校舎がアートの舞台。
香川が世界に誇る松盆栽、その過去、現在、未来を見せる feel feel BONSAI は栗林公園から移築した古民家が舞台。 盆栽が浮いてる?お風呂場まで盆栽に!驚きの連続です。 休校中の小学校にあるのは大竹伸朗の「女根/めこん」。(動画) 独特の世界がひろがっています。
瀬戸内の食材を活かした創作料理をランチに。
お昼にいただいたのは、レストランイアラ女木島。旬の魚と女木島の柑橘を使った「瀬戸前寿司」がメイン。食卓のすぐ横は、レアンドロ・エルリッヒの作品。瀬戸内の食とアートを一ヶ所で堪能できます。
坂と路地とおばあちゃんのオンバ。男木島。
男木島へは女木島から、さらにフェリーで20分。案内所でもあるジャウメ・プレンサの作品越しに、急斜面にぎっしりと立ち並んだ家々が見えます。細く入り組んだ路地。その多くが急斜面。おばあちゃん達が、「オンバ」と呼ばれる手押し車を押しながら行き交います。
瀬戸内国際芸術祭出品作品「部屋の中の部屋」大岩オスカール
床も、壁も、壁も、床も・・・・。
黒と白の線と面で構成されたドローイングが、床、壁、天井を埋めつくす川島猛の作品も、元民家の中にあります。9.11の経験から生まれたものだそう。大岩オスカールの作品は写真で見ると一見何の変哲もない部屋。でも実際には床が壁。壁が床。部屋が90度回転しているのです。
猫の眠る路地を下りながら。
看板と地図を見ながら、細い坂道を曲がったり、登ったり。男木島では、そこかしこから海が見えます。狭い斜面に並んだ民家はまるで島に抱かれているよう。そんな民家に抱かれるように、猫も眠ります。港を離れるフェリーから、また来ようと振り返らずにはいられない、男木島&女木島 1day tripでした。
Info.
瀬戸内国際芸術祭2016
2016年10月8日[土]- 11月6日[日]30日間
直島 / 豊島 / 女木島 / 男木島 / 小豆島 / 大島 / 犬島 / 本島[秋のみ] / 高見島[秋のみ] /粟島[秋のみ] / 伊吹島[秋のみ] / 高松港・宇野港周辺