機能説明( アイサイト ver.3 )
全車速追従機能付
クルーズコントロール
システムがサポートしている時も、ドライバーは注意し適切な判断を。

全車速追従機能付クルーズコントロールは、高速道路や自動車専用道路でドライバーの運転の疲れを軽減し、快適なドライブをもたらします。しかしあらゆる状況を判断し制御を行うものではありません。あくまでドライバーをサポートする運転支援システムです。システム作動中も十分に注意して運転してください。
作動のしくみ・流れ
設定はステアリングの
右側に付いたスイッチで

全車速追従機能付クルーズコントロールのセット、キャンセル、車速・車間距離などの設定は、ステアリングの右側に付いたスイッチで行います。
※車種によってスイッチの形状、表示、位置が異なります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
走行状態と警報はメーター内のディスプレイに表示
全車速追従機能付クルーズコントロール作動時は、先行車の認識状態、セット車速・車間距離の設定状況を分かりやすく表示。
追従走行中に衝突の危険を検知しブレーキ制御による減速では不十分と判断した場合、ブザー音と表示でお知らせする「ブレーキ踏み増し要求警報」が作動します。
※表示画面はイメージです。



使用手順
※動画はVer.2搭載車でのイメージです。
![[ 動画で解説 ]全車速追従機能付クルーズコントロールの使い方](/eyesightowner/img/ver3/control_img_6.jpg)
全車速追従機能付クルーズコントロールの使い方
全車速追従機能付クルーズコントロールの開始と終了




追従クルーズ表示、車間設定表示が点灯し、セット車速表示に“- - - km/h”が表示されます。
セット可能状態になるとREADY 表示が点灯します。






※ 車種によって操作方法が異なる場合があります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
全車速追従機能付クルーズコントロールの一時解除

次のいずれかの操作で全車速追従機能付クルーズコントロールが一時解除されます。
- ・クルーズスイッチを押す。
- ・ブレーキペダルを踏む。
全車速追従機能付クルーズコントロールの
一時解除から復帰

RES/SET スイッチをRES/+側に押すと解除前の状態に復帰します。
一時解除前のセット車速でセットされ、制御を開始します。
セット車速の変更

- ■セット車速を上げる
- 走行中にRES/SET スイッチをRES/+側に押すと、セット車速が上がります。
- ■セット車速を下げる
- 走行中にRES/SET スイッチをSET/- 側に押すと、セット車速が下がります。
※アクセル、ブレーキペダルでの加速/減速も出来ます。
※追従走行中はセット車速を上げても先行車の速度以上に加速しませんが、先行車を認識しなくなると上げたセット車速まで加速します。セット車速はセット車速表示を確認しながら変更してください。
車間距離の設定

- (車間設定)スイッチを押すごとに
車間距離が「長」→「中」→「短」→「長」… の順に切り替わります。 -
車間距離は車速に応じて変わります。高速であるほど車間距離は長くなります。
車間設定 長 中 短 表示 - 車間距離の目安
-
車間設定 自車の走行車速 約40km/h 約100km/h 長 約30m 約60m 中 約22m 約45m 短 約15m 約30m ※車種によって車間距離の設定が異なります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
※表示画面及びイラストはすべてイメージです。
使用上の注意事項
あらゆる走行状況を判断して自動運転する機能ではありません。
機能を過信せず常に注意し、必要に応じてブレーキペダルを踏むなどして
車間距離を保ち、安全運転に努めてください。
![[ 動画で解説 ]全車速追従機能付クルーズコントロールの注意](/eyesightowner/img/ver3/control_img_21.jpg)
全車速追従機能付クルーズコントロールの注意
以下の状況では正しく作動しない場合がありますので
ご注意ください

追従走行の対象にできるのは、前方約110m以内の自車と同じ車線を走る先行車です。ただし、交通環境、走行状態、先行車の状態によっては認識可能な距離が短くなる場合があります。

使用しないときは必ずクルーズスイッチをOFF にしてください。スイッチをON にした場合、思わぬ場面でセットしてしまうなどして、事故につながるおそれがあります。
※車種によってスイッチの形状、表示、位置が異なります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。

先行車との車間距離が短い時、先行車を認識できず追従走行ができない場合があります。

急カーブの道では、先行車が認識エリアから外れ追従走行ができなくなる場合があります。

停止保持機能非搭載車(電動パーキングブレーキ非搭載車)は、先行車の停止に伴い自車も停止すると、全車速追従機能付クルーズコントロールは自動的に解除されますのでブレーキペダルを踏んでください。

セット中、自車速が約140km/h*を超えた、ハンドルを大きく回した、セレクトレバーを以外にしたなどの場合、全車速追従機能付クルーズコントロールは自動的に解除されます。
*車種・年式によっては約145km/hとなります。
次のような状況では、全車速追従機能付
クルーズコントロールを使用しないでください

- 一般道(自動車専用道路以外)
- 道路環境(道路が複雑な場合など)により、ステレオカメラの性能限界を超え、交通の状況に沿った走行ができない場合があります。

- 急な下り坂
- セットした車速を超えてしまう場合があります。

- 急な上り坂、下り坂を繰り返す道や陸
- ステレオカメラの視野から外れ、先行車を認識できなかったり、路面を認識したりして、適切に制御できないおそれがあります。

- インターチェンジ、サービスエリア、パーキングエリア、ジャンクション、料金所などに進入するとき
- 先行車を認識できない場合があります。

- 先行車や対向車が巻き上げた水や雪や土埃、
または風に舞う砂や煙、水蒸気が前方にあるとき - 先行車を認識できなかったり、水蒸気や煙などを先行車と認識したりして、適切に制御できないおそれがあります。

- 積雪路や凍結路など路面が滑りやすいとき
- タイヤが空転し、車のコントロールを失うおそれがあります。
こんな場面では・・・
急カーブで先行車が認識エリアから外れ自車が意図せず加速。


追従走行中に先行車が認識エリアから外れると、設定した車速まで加速する場合があります。その場合は、ブレーキを踏むかクルーズスイッチを押してください。
料金所で先行車が急に車線変更して認識エリアから外れ自車が意図せず加速。


追従走行中に先行車が認識エリアから外れると、設定した車速まで加速する場合があります。その場合は、ブレーキを踏むかクルーズスイッチを押してください。
追従走行中に自車がインターチェンジの出口へ車線をかえた瞬間に、意図せず加速。


追従走行中に自車が車線変更し、自車線上にクルマがいない場合、設定した車速まで加速する場合があります。その場合は、ブレーキを踏むかクルーズスイッチを押してください。
セット車速で走行中、前方に停止車両が現れたが、先行車として認識せず減速しない。


料金所や渋滞の最後尾で停車中の車両や、自車速より極端に遅い車両などは認識が遅れ、ブレーキや「ブレーキ踏み増し要求警報」が作動しないことがあります。その場合は、必要に応じてブレーキを踏み、減速してください。
追従走行中に先行車に接近し警報表示や警報音が作動。


システムが自動(被害軽減)ブレーキ制御による減速では不十分と判断すると「ブレーキ踏み増し要求警報」が作動します。その場合は、必要に応じてブレーキを踏んで減速し、適当な車間距離を確保してください。
アドバイス
- ■ 全車速追従機能付クルーズコントロールでは、SI-DRIVE のモードを変更することにより各モードの特徴を生かした追従走行をすることができます。
- ■ クルーズスイッチをOFFにし、再度ONにした場合は、OFFにする前に設定した車間距離の状態を保っています。
- 取扱説明書
- 整備予約