SUBARUディーラーメカニック奮闘記 全日本ラリー選手権:Rd.7

2017 JAPANESE RALLY CHAMPIONSHIP Rd.7 9.15-17 RALLY HOKKAIDO Supported by Sammy

陸別町を中心とする10SSで構成されるルートで行なわれたデイ1は、前日のスーパーSSでトップタイムをマークしたNo.54 SYMS DL TEIN WRX STI(鎌田卓麻/市野諮)が最初のSSでベストタイムをマークしたもののSS3でパンクにより3分近くをタイムロス。代わって首位に立ったNo.53富士スバルアライモータースポーツWRX(新井敏弘/田中直哉)はハンドブレーキにトラブルを抱えながらも集中を切らさずにステージをクリアし、2位のNo.51ラックSTI 名古屋スバルDL WRX(勝田範彦/石田裕一)に1分以上の差をつけて首位でデイ1を終了しました。デイ2は北愛国広場のサービスパークを拠点に6SSが設定され、首位の新井選手が全日から発生していたハンドブレーキの不具合は解消されなかったものの、序盤から2連続ベストタイムと快調な滑り出しを見せます。上位浮上を狙う鎌田選手もSS14、SS15でベストタイムを出して追い上げますが、新井選手は残る林道ステージをベストでまとめて、シーズン2勝目を挙げました。2位に勝田選手、鎌田選手は3位でフィニッシュしました。

佐藤 輝(山形スバル株式会社 鶴岡店)

今回の経験で、決められた時間内に必要な整備をきちんとこなすことの難しさを改めて実感しました。悪路を200㎞/h近い速度で走るクルマなので、下回りを保護するカバーが多数あり、それを作り直して取り付ける作業を体験したのですが、パーツが泥や砂にまみれた状態での作業には大変苦労しました。

山下 涼(西九州スバル株式会社 諫早店)

今回初めて参加しましたが、まず驚いたのは通常走行では壊れることのないドライブシャフト、トランスミッション、ターボチャージャ―等にまで不具合が及ぶというラリーの過酷さです。ドライバーの鎌田選手から「SUBARUにはシンメトリカルAWDによって得られる安定性や思った通りに動く安心感がある」と言われ、誇りに思いました。

荒川 富也(東京スバル株式会社 三鷹店)

夜遅くまで整備を行ない早朝から準備に取り掛かり、余った時間を休憩にあてるという状況の中、作業時間も厳密に決められているので1秒1秒に緊張感がありました。優勝の懸かったチームなのでプレッシャーもありましたが、夢中で作業しました。普段とはまったく異なる作業環境において、事前準備の大切さを強く感じました。

小谷田 史朗(東京スバル株式会社 大田店)

雨が降り出したラリー2日目、最後の45分のサービスでは足回りに不具合が見つかりチーム全体に緊張が走りました。私はリヤ下回り各部点検を担当したのですが、泥で工具がかけられず、焦りました。工具で泥をかき出して何とか作業を終えたときは残り時間3分。私にとっては一瞬で過ぎていった、濃密な45分間でした。

他 参加者:上野 晃(青森スバル自動車株式会社 八戸長苗代店)、小野 皓大(秋田スバル自動車株式会社 本荘店)