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INTERVIEW
目の前のことに全力で取り組む。
その積み重ねが世界に繋がる。
今大会にて、日本代表選手である大阪スバル株式会社(以下、大阪スバル)
前川さんが2位入賞という日本勢として快挙を成し遂げました。
大会当日、練習期間、周りのサポートについてなど、前川さんの想いを伺いました。
結果を聞いたときは「2位か」、悔しい気持ちと安堵の気持ち。
前川さん - 結果発表で名前を聞いた瞬間は、優勝に届かなかった悔しい気持ちの一方で、入賞できた安堵の気持ちが入り混じっていました。優勝を目指して取り組んでいたので…。ただ、競技を終えた瞬間は「大丈夫かな」と、自分がどのくらいの順位に入っているかは全く予想できなかったので少しほっとしました。 応援してくれていた大阪スバルの仲間たちは「頑張ったな」という声と「もう少しで優勝やったね!」という声と半々でしたが、入賞したことに妻が一番驚いてくれました。 競技中、周りの状況が気になることはありませんでしたが、場内の実況アナウンスに焦る気持ちは少しありました。当日はその時にできる限りのことはできたと思いましたが、今振り返るともっとできたことはある、と思います。
黒田さん - 1つ手順を間違えてしまったんだよね。大会では、持てる力を全て出し切ってくれたと思いますが、正直、練習でやった通りにできていたら優勝できていたかなと思います。手順を間違えたことで自分に迷いが出てしまったところから、練習時と比べて点検作業に少し時間がかかっていましたね。
目標に対して着実に取り組み続けられた1か月
前川さん - 今回、2021年の国内大会での優勝を経て、日本代表として参加しましたが、世界大会までの期間が開いたからといって何かモチベーションが下がるということはありませんでした。普段から「こうしてみよう」と小さなことでも新たなことに取り組むのが好きなのだと思います。 大会前は1か月みっちり練習に取り組みました。その間、店舗を離れていたのですが、店舗の仲間には、「優勝目指して頑張ってこい!」と励ましをもらったり、部長の車を練習用に貸してもらったり、黒田さんにも通常業務がある中で練習に付き合ってもらいました。周りの理解や大きなサポートがあって、全力で大会に向けて準備することができました。
黒田さん - 今回、世界大会に向けて楽しくトレーニングすることができました。“大阪スバル”として世界大会出場が初めてで、わからないことに挑戦するわくわく感があり、自分たちがやるべきことを計画立てて進めることができました。大会当日は一部想定とは違うハプニングはありましたが、設定された課題は練習してきた内容だったので、やってきたことは間違ってなかったと思いました。前川さんには練習中何回も、大会という形式ではあるけど、普段の仕事と同じように丁寧に正確にやってねと伝えました。
前川さん - 本当に、苦労というのではなく、ポジティブに楽しく取り組めました。アテンダントは全国大会で指導役だった黒田さんを私から指名させてもらったので、相性も良く信頼して進められたのかもしれません。
何事にも、まずは自分で考える
前川さん - 普段から車のことを知るにも、何をするにでも、受け身な姿勢ではなくて「まずは自分で考える」ことを大切にしています。全て教えてもらうのではなく、自分で考えた上で「こうした方がいいですかね?」と上司や先輩に聞くことで身になっていくと思います。 メカニックとしてまだまだ挑戦したいことはたくさんあり、指導役としても成長していきたいですし、世界最高峰レースの派遣メカニックもやってみたい。そのためにまだまだやることはたくさんあるなと思っています。
黒田さん - 前川さんにはメカニックとして、国家一級整備士、スバルテクニカルスタッフ認定S級など資格面でさらにレベルアップしてほしいですし、業務に関しては現在のチーフとしての仕事だけでなく社内教育など色んなところに影響を与えられるようになってほしいと思っています。
これから世界を目指すメカニックの皆さんへ
前川さん - とにかく、目の前のことに全力で取り組んでほしいです。大会では社内大会、地区大会、全国大会、一つ一つの結果の積み重ねが世界へと繋がっていきます。何事でもいいので、全力で挑戦することを大切にしてほしいです。
ディーラーだからこその安心と確かなサービスを提供
前川さん - お客様の大切なおクルマは、スバル車を知り尽くしたメカニックがしっかり点検、整備を行います。お客様にはディーラーだからこそのサービスを自信を持ってご提供するので、安心しておクルマを預けていただきたいと思います。
そして、改めてこういった場で結果を残すことが私たちの技術力を多くの方に知ってもらうきっかけになると感じます。実は大阪スバルは、前回の国内大会ユース部門でも優勝しました。若手のメカニックもぐんぐん成長しています。弊社の高い技術力をこれから更にアピールしていけたらと思います。
インタビューを通して、大阪スバルとしてのチームの結束感や、前向きに取り組んでいく姿勢に、代表チームとしての強い自信を感じました。大阪スバルはもちろん、まだまだ歩みを止めることのない前川さんの今後の活躍にも注目です。